皮膚科

皮膚科について

皮膚科についてアトピー性皮膚炎、じんましん、帯状疱疹、かぶれや炎症、にきびなど、皮膚のトラブル全般に対応しています。
皮膚のトラブルは、小さなお子さんからご高齢の方まで、さまざまな症状にお悩みです。当院ではお一人お一人の症状、状態などをつぶさに診察し、必要に応じて検査を実施します。また、症状や疾患について丁寧な説明を心がけ、日常生活でのお悩みを伺って、最適な治療法、改善方法をご提案いたします。

主な皮膚の疾患

  • かぶれ
  • じんましん
  • アトピー性皮膚炎
  • にきび
  • やけど
  • たこ・魚の目
  • 水虫
  • 尋常性乾癬

疾患の説明

かぶれ

接触皮膚炎ともいい、皮膚についた物質によって発疹などの炎症が引き起こされ、痛みやかゆみを感じる症状を指します。人によって金属、植物、化粧品、香料、洗剤などさまざまな物質が原因となります。原因物質がわかっていれば接触を避けることでかぶれを回避することができますが、わからない場合にはパッチテストで原因を特定します。ステロイド剤の塗布薬や抗アレルギー内服薬で治療を行います。

じんましん

皮膚表面に突然、大小の赤い膨らみが現れ、激しいかゆみを感じます。数時間で消えるものもあれば、半日以上続くものもあります。症状が1ヵ月以内に治まるものを急性じんましん、1ヶ月以上続くものを慢性じんましんといます。食物や汗、薬、ストレス、引っ掻いたり擦ったりする刺激などさまざまなものが原因となるといわれていますが、突発性のじんましんの70%は原因がはっきりしません。採血やアレルギー検査などで原因や悪化因子が特定できるものはそれらを除去、回避します。治療は抗アレルギー薬の内服が中心となります。

アトピー性皮膚炎

皮膚の乾燥を伴う、かゆみの強い湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す疾患です。アレルギーを起こしやすい体質の方や、角質などの皮膚のバリア機能が弱い方に多く見られます。ダニやハウスダスト、食物、化学物質(石鹸、化粧品、薬品、金属)、汗、紫外線などが皮膚への刺激となり、免疫反応が過剰になることで炎症を引き起こします。
アトピー性皮膚炎は、保湿剤で肌を乾燥から守るスキンケアが基本治療となります。かゆみ止めには抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬、漢方薬などを使用します。皮膚の症状の程度によってステロイド薬や免疫抑制剤を使用し、適切な治療を行います。

にきび

にきびにきびは思春期に多く見られ、ホルモンバランスの変化が原因だといわれています。この時期は男子も女子も男性ホルモンの比率が高く皮脂の分泌も増えます。そのため毛穴に皮脂が溜まりやすく、面皰(めんぽう)という状態になり、アクネ菌が繁殖しやすい環境ができあがります。アクネ菌は常在菌としてどの毛穴にもいますが、繁殖すると炎症を起こして赤いブツブツや膿が溜まったにきびができます。炎症がひどくなると瘢痕(にきび痕)となって残ります。
思春期を過ぎても不摂生や睡眠不足、ストレス、間違ったスキンケアなどで「大人にきび」が続くこともあります。
治療は、毛穴の詰まりを改善してにきびをできにくくする薬と、アクネ菌に有効な抗生物質(飲み薬と塗り薬)を併用します。保険適用外にはなりますが、皮膚表面や毛穴の角質を融解して剥離させるケミカルピーリングや、専用の機器でイオン化した有効成分を皮膚の深部に浸透させるイオン導入などの治療法も用意しています。

やけど

やけどをした場合には程度にもよりますが、まず水道水を出しっ放しにして冷やす応急措置をとりましょう。落ち着いたら冷たい水の濡れタオルや、布でくるんだ保冷剤を当てて冷やしながら、すぐに医療機関を受診してください。
水ぶくれができている場合は、触ったり剥がしたりせずに医師に処置を任せてください。水ぶくれが傷口を乾燥から守る役割などを果たすためです。治療には炎症を抑える軟膏や乾燥を防ぐ創傷被覆材を用います。

帯状疱疹

帯状疱疹は神経節に潜伏している水痘・帯状疱疹ウイルスが引き起こします。初感染の時は水痘を起こし、その後神経節に潜伏していたウイルスが活性化すると帯状疱疹が現れます。体の左右一方に発赤した水疱が帯状に出ることが多く、ピリピリと刺すような痛みを伴います。加齢や過労、ストレスなどによる免疫力の低下がウイルス活性化の誘因となります。60歳代を中心に50〜70歳代に多く見られますが、若い人にも見られます。重症化すると長年にわたって慢性的な神経痛に苦しむことがあります。
治療は抗ウイルス薬でウイルスの増殖を抑えることが主となります。必要な場合には消炎鎮痛薬などの痛みを抑える神経ブロックが行われることがあります。2016年から50歳以上の方に対して帯状疱疹の予防目的で水痘ワクチン接種が認められるようになっています。

たこ・魚の目

たこも魚の目も、皮膚の角質層が厚くなったものです。魚の目は足裏にできますが、「ペンだこ」などというように、たこは体のあちこちにできます。
魚の目は何らかの理由で足裏の一定部位に繰り返し圧迫刺激が加わることが原因で角質が硬い芯のようになって、真皮に向かって食い込んでいった状態です。中心に魚の目のように芯が見えるため、この名前で呼ばれています。歩くたびに神経が圧迫されて痛みを感じます。
たこも角質層が厚くなったものですが真皮の方向に食い込むのではなく、厚く硬く盛り上がってきます。魚の目のように神経を圧迫しないため、通常、痛みはありません。
治療では専用の医療器具を用いて、徐々に角質を削っていきます。

 

いぼ

いぼいぼとは、皮膚の一部が豆粒のように盛り上がってたできものを指す俗語です。いぼには、ウイルス性いぼと老人性いぼがあります。
ウイルス性いぼは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が感染してできるものです。このウイルスは150を超える種類があって、性感染症の尖圭コンジローマの原因となるものや、子宮頸がんの原因となるものがあります。いぼができる場所によって尋常性いぼ(手足)、扁平いぼ(顔、手の甲、下腿)、尖圭コンジローマ(外陰部、肛門周囲、口腔内)などの種類があります。いずれもHPVの型が異なります。治療は液体窒素凍結療法が一般的ですが、いぼの種類によっては塗り薬で治療効果が期待できるものもあります。
老人性のいぼは、紫外線や加齢が原因で中年以降に顔面、頭部、体幹に見られる黒や茶褐色の良性腫瘍です。治療は切除及び電気凝固を行っております。治療が1回で終わることがメリットです。

白癬(水虫)

白癬(水虫)は足の指や指の股などの角質に白癬菌というカビ(真菌)の一種が寄生することで発症します。公共の場を裸足で歩いたり、スリッパやバスマットなどを共用したりすることでうつるといわれています。他の部位にも感染しますが、9割以上が足に感染します。靴で蒸れたりする環境が菌にとって過ごしやすい環境になるからです。
皮膚だけの感染であれば抗真菌薬の塗り薬、爪にも感染がある場合には飲み薬による治療が効果的です。真菌は根治に時間がかかります。自己判断で治療を中止すると高い確率で再発のおそれがありますので、根治まで通院することをおすすめします。

尋常性乾癬

盛り上がった紅斑が全身に出て、表面から白い粉様の皮膚片が剥がれ落ちます。頭部の髪の生え際、肘や膝、腰、爪などに現れやすく、発疹が全身に広がることもあります。患者さんの半分がかゆみを感じます。
原因ははっきりとわかっていませんが、乾癬になりやすい遺伝的素因があることはわかっていて、これに不規則な生活や食事、ストレス、肥満、感染症、特殊な薬剤などの環境因子が加わると発症するといわれています。
ビタミンD3外用剤やステロイド外用剤の塗り薬で治療します。かゆみには抗アレルギー剤の内服薬も使用します。重症のケースではレチノイド、シクロスポリンといった内服薬を用いることがありますが、場合によっては紫外線療法や抗体療法などを行える総合病院や大学病院へご紹介することもあります。